製菓コラム

専門学校で製パンを学ぶ意味って?

パン職人(ブーランジェ)になるために専門学校で製パンを学ぶ必要はあるのか

実はパン職人(ブーランジェ)として現場に出て働くには、必ずしも専門学校を卒業しなければならないということはありません。
義務教育を終え、パン屋や工場の採用試験に合格することさえできれば、現場に出て働くことが可能です。

パン職人(ブーランジェ)に必要な資格は?

パン職人(ブーランジェ)を目指す方が取得する資格で「パン製造技能士」がありますが、この資格は働く上で必須というわけではありません。
ただ、パンに関する専門知識を所有していることの証明にはなるので、それをアピールする資格になると言えるでしょう。
それでは、実際にパン職人(ブーランジェ)になるためにはどのような方法があるのでしょう?

パン職人(ブーランジェ)になるための方法

ざっくりとした分け方にはなりますが、一般的には次の3パターンが考えられます。

1,パン屋に就職し、経験を積む
経済的に学校に通うのが難しいという方は、義務教育終了後あるいは高校卒業後にパン屋に就職をして、下働きから少しずつ経験を積んでいきます。

2, 独学で知識や経験を積み、パン職人を目指す
趣味でパン作りをスタートさせ、それが高じてパン職人になるというパターンもあります。
もちろん、技術・知識の習得も独学が中心になってきます。

3, 専門学校に通って、技術や知識を習得し、就職に繋げる。
専門学校に通い、プロのパン職人(ブーランジェ)から直接現場で必要な技術の指導を受けます。学校がパン屋でのアルバイトを紹介してくれるケースもあり、在学中から現場に出て、経験を積むことが可能です。就職についての指導もあるので、技術・知識の習得から就職までを一貫してサポートしてもらえます。

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あらためて専門学校を卒業してパン職人(ブーランジェ)になるメリットは?

冒頭でも先述した通り、パン職人になるためには、学歴や特別な資格などは必ずしも必要ではありません。
とはいっても、経験の無いままいきなり現場に出て下積みを始めたり、独学でパンの知識や技術を身に付けたりすることはとても難しく、かえって遠回りになってしまうかもしれません。

また、せっかくパンの知識や技術を身に付けても、それを活かすためのチャンスを得られなければ勿体ないです。
例えば、専門学校であれば実績のある企業や個人店からの信用があるので、学校で製パンを学んでいる学生は基本的な技術が身についていると考え採用する側としても検討しやすい点があります。
また、自分でお店を出す際に飲食店経営の知識が無ければまともにお店を立ち上げることも難しいです。

こうしてみると、専門学校に通って製パンの技術を学び、パン職人(ブーランジェ)としてのキャリアをを目指すのが近道のひとつだとも考えられます。

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毎年多くの卒業生が、ホテルやレストラン、街のパティスリーやカフェに就職し、一部の卒業生は自分のケーキ店を開業した人もいます。


監修 織田製菓専門学校 教員

カテゴリ:コラム

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