日ごろからお菓子作りをする人で、ボウルを複数個持っている方は多いでしょう。ボウルにはいろいろな材質があるので、どれを使うか迷うこともあるかもしれません。そこで今回は、ボウルの材質による特徴、メリットやデメリットなどについてまとめてみました。
ボウルとは
半球状の形をした調理器具の一種で、食材を洗ったり小麦粉などの粉を混ぜたりするときに使用します。お菓子作りでは、ホイップクリームの泡立てやチョコレートの湯銭でも活躍しますよね。カットした野菜などを一時的に入れる、料理に使う調味料を混ぜるといった使い方もでき、キッチンにおいて欠かせないアイテムといえます。
現在では、ちょっと工夫をした製品も販売されており、目盛りがついたものや、注ぎ口がついたものもあります。サイズも小さなものから大きなものまであるため、いろいろなサイズを揃えておくと、調理がより便利になるでしょう。
一口にボウルといっても、使用されている素材はさまざまです。ポピュラーなもので、ステンレスやプラスチック、ほうろう、耐熱ガラスなどがあり、それぞれに特徴があります。
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材質ごとの特徴やメリット・デメリット
ステンレス
ステンレスは金属の中でも強度が強く、耐久性に優れているという特徴があります。また、サビに強い性質もあるため、水を使うキッチンで使用しても安心の材質といえるでしょう。劣化が少なく長持ちするのは大きなメリットといえます。
熱伝導がよいので、湯せんをしたり氷水で冷やしたりするのにも向いています。デメリットとしては、電子レンジやオーブンで使用ができないことです。
プラスチック
リーズナブルな価格の製品が多いのが大きなメリットです。また、さまざまなカラーの製品がリリースされているので、キッチンを自分好みに彩ることもできるでしょう。軽量なので料理をするときも使いやすいです。デメリットとしては、耐久性に欠けていることが挙げられます。強い衝撃を与えてしまうとヒビ割れや欠けなどを生じてしまいます。また、熱にも弱いので、コンロの近くなどに置いておくと変形してしまう恐れがあります。
ほうろう
金属をベースにガラスの釉薬でコーティングしています。オーブンなどで使用できるものが多いのはメリットといえるでしょう。カットした食材を入れておいても匂いなどがほとんど移らず、洗いやすいのも魅力的です。デザイン性が高いものも多く、置いているだけでキッチンのインテリアにもなりますので、自分好みのものを見つけてみてはいかがでしょうか。
デメリットとしては、衝撃にあまり強くないことが挙げられます。そのため、落下など強い衝撃を与えてしまうと、簡単に割れてしまうこともあります。使用するときにはくれぐれも注意しましょう。
耐熱ガラス
耐熱ガラスを素材としたボウルなら、オーブンや電子レンジでも使用できます。さまざまな料理に使用できるのが最大のメリットといえるでしょう。料理のレパートリーをさらに増やせる可能性があります。 またガラス食器のように扱うことができ、サラダなどを作ってそのまま食卓に出しても違和感がありません。
デメリットは、ガラスという材質上衝撃には強くないことです。床に落としてしまうと割れてしまうこともある上、割れた際には破片が飛び散るので危険です。
ボウルの選び方
広い用途で使用したいのなら、耐熱ガラスのボウルがおすすめです。ただ、一つだけではどうしても不便に感じることが多く、できれば複数用意したほうが調理はしやすくなるでしょう。その際、大中小各種サイズを取りそろえると、食材の量によって使い分けられて便利です。
また、大きなボウルだと収納場所も考えておく必要があります。収納スペースに限りがあるのなら、スペースを考えて選ぶことも必要になるでしょう。製品によっては壁にかけられるよう穴のあいたものもあります。
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